熱中症と脱水症の違い

6月から熱中症や脱水症に気をつける時期となってきます。
熱中症と脱水症のは似ているようで違います。

 

熱中症と脱水症の違い

 

熱中症は「暑熱環境における身体適応の障害により
おこる状態の総称」であり、脱水症はその機序の1つです。

 

脱水症は、暑熱環境であるかどうかにかかわらず発生する
体液量の異常です。

 

このページでは主に脱水症についての情報です。

 

脱水症とは

 

水分の出納バランスが崩れると脱水症になります。

 

 

体内に入る水分 ml
食物の水分 1000
飲料水1200
代謝水 300
合計 2500

 

体外に出る水分ml
尿便 1500
汗 100
不感蒸泄  900
合計  2500

 

 

脱水症の原因

 

急性型 

 

暑熱環境でおこる熱中症。
感染症でおこる下痢・嘔吐・発汗などに伴う大量の体液喪失。

 

慢性型

 

体液量の少ない高齢者に起こりやすい。
長期にわたる摂食量及び飲水量の低下や、湿度の低下に
伴う不感蒸泄の増加

 

 

脱水症対処の方法

 

体液補正を行う-----経口補水液を飲む。
経口補水液には、アクアソリタ・OS1・ソリタ顆粒などがあります。

 

ごく軽度の脱水症であれば、スポーツ飲料で対応可能。
それ以上の脱水症では経口補水液が必要。

 

スポーツ飲料は電解質と糖質が含まれるが、経口補水液に
比べて、電解質が少なく糖質が多い。
高血糖や口渇感もますことがあります。

 

経口補水液は脱水症状が改善したら、速やかに中止し、通常食へ
と移行することが大事です。

 

予防的に経口補水液を摂取しているとNa過剰になるので注意が
必要です。

 

脱水症になっていなければ、通常の水分補給は、水やお茶で十分
とのことです。

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